柳ヶ浦高校が20年ぶりのセンバツ出場決定
大分県宇佐市にある私立の柳ヶ浦高校の硬式野球部が20年ぶりに春の選抜甲子園大会に出場することが発表されました。
大分 柳ヶ浦高校硬式野球部の歴史
柳ヶ浦高校野球部は、2025年時点で創部62年目になります。
センバツ出場までの道のり
甲子園は春と夏の年に二回開催されますが、春と夏の違いは何なのかというと
夏は県大会で優勝したらそのまま県代表として甲子園出場が決定します。つまり優勝すれば甲子園に出られるのでシンプルでわかりやすいですよね。
しかし
春の甲子園までの道のりはチョット複雑なんです。
九州を例にとって説明しますと、まずは各県の高校は秋に行われる九州大会出場を目指します。この九州大会に出場することが出来る条件として大分県で二位以内に入ることが条件です。
つまり決勝戦まで行けば九州大会への出場権が得られるのですが、更に説明すると
県大会1位で通過すると九州大会の一回戦では他県の2位との対戦となりアドバンテージが得られるのです。
逆に二位通過ですと、他県の1位のチームと一回戦を戦うことになります
今回、柳ヶ浦は大分県大会準優勝でしたから二位通過ですので、九州大会では佐賀県の1位チームとの対戦でした。
この九州大会は九州8県の代表が16チーム集まってベスト4に入ることを目標に戦うのです。
何故優勝ではなくてベスト4なのかというと、春のセンバツ出場チーム数が九州の枠で4校に設定されているからです。
九州大会には各県2校が出てきますから、16チームのトーナメント戦で二回勝利をすれべベスト4に入ると言うことになり、春のセンバツ甲子園出場の条件がかなり近くなるのです。
ベスト4に入れば確実にセンバツに選ばれるのでは?と思うかもしれませんが実はそれだけでは確実なものにはならなくて
戦い方についても評価されますから、ベスト4の次の準決勝で悲惨な負け方などすると評価が一気に下がってしまう事があって、実際過去にベスト4に入ったのに選ばれなかった事例もあるということです。
なので春のセンバツには補欠校と言うシステムが合って、補欠校にもチャンスが無いことは無いのですね
センバツに選ばれた高校が大会前に不祥事など起こして出場辞退になったときに、その補欠校にセンバツの権利が移るって言うシステムなんですね
夏は県大会で優勝してから、甲子園までの期間がとても短くて、早ければ県大会決勝戦から甲子園の一回戦まで10日後とかも有るくらい短いのです
逆に春は11月の九州大会が終わってから、センバツの発表(2025年は1月24日)まで長いのが待ち遠しいですよね〜
ベスト4に入ってほぼ確実とは思っていても、ちゃんとした確定の発表が無いので選手も指導者も保護者も複雑な気持ちで冬を超すので、発表の日はやはり関係者みんなが特別な感情になるのでしょうね
柳ヶ浦高校の3回目の春センバツ甲子園出場
春の甲子園に出場するのは、これで3回目。
20年ぶりですから、若い人は柳ヶ浦高校って初めて聞く人も多くいるはずです。
古い高校野球ファンなら
ああ
あの縦縞のYANAKOかと懐かしく思い出す方もいらしゃるでしょう
是非一回戦突破してほしいものです
センバツの大会日程と概要
2025年春の甲子園の日程
2025年のセンバツ甲子園大会の抽選日は3月7日
開幕は3月18日
柳ヶ浦高校の情報はコチラから
主なプロ野球選手出身者
・山下 和彦 : 近鉄バファローズ
・清原 雄一 :オリックス
・岡本克道:福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)で活躍した後、社会人野球に転向
カナフレックス硬式野球部やHonda鈴鹿でコーチや独立リーグで監督を務めました
- 山口俊(元横浜DeNAベイスターズ、読売ジャイアンツ、MLBトロント・ブルージェイズ)
- 高校時代から注目された大型右腕で、プロでは先発・リリーフの両方で活躍。
- 脇谷亮太(元読売ジャイアンツ、西武ライオンズ)
- 俊足巧打の内野手として、巨人で活躍。
- 吉良俊則(元近鉄バファローズ)
- 高校通算54本塁打を記録した強打者。
- 藤澤拓斗(元中日ドラゴンズ)
- 4番・サード兼投手としてプレーし、プロでは捕手に転向。
- 田中瑛斗(元北海道日本ハムファイターズ)
- 高校時代は投手経験が浅かったが、ドラフト3位で指名されプロ入り。
- 上間永遠(元埼玉西武ライオンズ)
- 高校卒業後、四国アイランドリーグを経てプロ入り。