何を隠そう私は野球の経験がありました。
もう遠い昔の事ですが・・・。
当時はそれはもう
大変過酷な時期を過ごしましたよ。
少年野球を10歳から始めたのですが
これは、皆さん知っている方も多いと思いますが
一般的にはスタートが遅いんですよね。
当時もう30年近く前になりますか。
その頃の「指導」って、今の若い保護者の方や、現役の選手(少年たち)には想像できないと思いますよ。
想像どころか、、、
理解もできないんじゃないかと思うくらい、あまり質の良いものではありませんでした。
※その頃の少年野球~高校野球はみな同じ事が全国的にいえます。
では、何に対して理解ができないと思うのか?
今からお話する事。
これは当時、私は当然選手として経験していた事ですし
今の(現代の)少年野球~高校野球を端から見ていて感じる事を書いて行きます。
本当に、本当に心の底から感じる事
今、私が現代の少年野球~高校野球を拝見させて頂いていて
「今の時代に生まれて、今の時代の様な流れの指導をされていたら
僕はもっと上手になっていたんじゃないか」って思うのです。
もっと詳しく説明します。
一般的には30年も前でしたら
■水は体力が奪われるから、どんなに喉が渇いても絶対に水は飲むな!!
※これは特に中学生~高校野球によく言われました。
↑ ↑ ↑ ↑
お母さん
信じられます?
普通夏なんてこんな事やっていたら
死にますって。
冗談ではなく。
みんな水が飲みたいけど水筒なんかもてないしベンチにお茶も用意されていないし・・・・・。
その為、何をするか?
当然みんな知恵を絞って、隠れて水を飲める方法を考えます。
こんな厳しい状況にいると変な「要領」を考える術が身についてしまうので
先々の人生にとっては、これも良かったりする事もあるのかな~って思ったりしますが・・・・・・。
隠れて水を飲む方法として
■ファウルボールを積極的に取りに行く
・バッティング練習の時、打たない選手は内野や外野に守っていますよね。
このときポジショニングとしては外野がベストです。
しかもライトかレフト以外ありません。
間違ってもセンターなんかにいると・・・・
ず~とファウルボールを拾いに行くチャンスは巡って来ませんからね。
レフトかライトかは、そのグランドの形状によりますので
これは選手がよくわかっていると思います。
私の学校の場合(高校)、ライト側に校舎があって渡り廊下の奥になんと!!
ウォータークーラーがありました。
こんな宝物みたいなグッズ等は他にありません。
みんなこれ目当てにライトの守備へやって来ます。
ライト大人気!!(笑)
普段内野の選手もやって来ます。
明らかにおかしいですよね~。
皆さんよく知っているかとは思いますが
野球は声を掛け合いながら練習します。
そんな中、守ってて自分の順番がやって来たら、実際の声は
「おい、バッターしっかり打てよ~。さ~来い~バッタ来い~」
なんて言ってますが
ホントの気持ちはこう願います。
「ファウル打てよコラ!!」
なんか趣旨が違いません?
みんな試合に勝ちたくて、ある目標に向かってがんばっているはずなのに
本当はファウルボールの先の「命の水」を目指してるなんて・・・・・・・。
でもですね
この「命の水」まで辿り付くにも大変な「条件」と「要領」が必要だったのです。
そんなに簡単ではありませんよ~(笑)
まず、第一の難関は
■先輩
・これがいるともう大変。自分の守る順番ではないときは後ろへ回って
順番を待つのですが、ファールボールが飛んで行った時、アホな先輩は
自分の順番ではないのに勝手に「俺がいってくるわ」・・・って・・・。
そうなんです
今の少年野球~高校野球がどうかはわかりませんが
この頃は先輩絶対当たりまえ。
基本野球は縦社会ですから年功序列です。
どんなにショボイ先輩(人間的に)も先輩なんですね~。
その時にどんな先輩と一緒に守備についているかが需要です
ライト・レフト両方に水のチャンスがある球場でしたら
先輩の質によって人数が偏るのは否めません(笑)
現代もそんな感じでしたら、先輩であるかもしれない人は
これで自分の人気度ランキングがはかれるんじゃ~ないですか?
第2の難関は
■また先輩
・先ほどの難関をクリアして無事ファールボールを拾いに行けて、水を飲めたとしましょう。
幸せな気持ちでライト(レフト)の守備に帰って来たとき、その時難関が!!
先輩:「おまえ水飲んだやろ?」
後輩:「いえ~飲んでません」
先輩:「なら、ここでツバ吐いて見ろ」
後輩:「ドキっ!!」とながっらも命令ですから「ペッペ」とツバ出します。
先輩:「おまえ~~(怒り)ツバに粘着力が無いやないか~!!なんでツバが渇いてないんじゃ~!!」
後輩くんは練習終わってからのお説教が確定です。
おかしいでしょ?
みんな水飲みたいのに、先輩は良くって後輩はだめ。
しかし
一つこの状況を打破できる方法があったのです。
後輩くんたちは編み出しました(私たちですが)
その水を飲んでも先輩に「ツバが粘着しとらんやないけ~」って言われない方法とは?
ツバの吐き方を工夫する事でした。
活字では説明しにくいのですが
ペッペと吐くのでは無く「プワップワッ」とツバを散らして
ツバ出ません的な小細工をするのです。
これは「おまえ嘘やろ」っていわれても
もう本人の意志ですから先輩コントロールできませんのでそこまで攻められませんし
確定も無いのでおとがめなし!!
要はツバを液状にしなければこの状況から逃げられたのです!!
ご理解いただけました?
ではこの続きは
次回をご期待ください!!
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